今回は、熊本県で農業法人を経営する代表取締役社長の坂本さんと、実際にワクラクを通してお仕事をされたワーカーの九州東海大学の草野さんにお話を伺いました。
– 熊本特有の人口減少についてどう思いますか?
まず、熊本地震後は人口減少を肌で感じています。ただし、熊本でも都市型農業をやっているところはパートでも正社員でも集めやすいですが、うち(味咲)を含めて田舎の農家は人を雇うことがかなり難しい状況にあります。
– ワクラクの導入に至った背景を教えてください。
導入に至った背景は2点あります。1点目は農繁期に対する人手不足の解消です。もう一点は若い人たちに農業に興味を持ってもらいたいという思いです。一日単位のアルバイトを通して農業に興味をもつ人が一人でも増えると嬉しいなと思います。
– 年間を通して、人手不足の状態なのでしょうか?
農業には「農繁期」と呼ばれる時期があり、田植えや収穫期に特に忙しくなります。ですので、年間通して人が必要というよりは農繁期に助けてくれる人手が必要になるという状態です。ですので、必要な時にバッと人を集められるワクラクは農家にとってすごく相性のいいサービスであると思っております。
– どういう方に働きに来てもらいたいですか?
やはり、一度農業を経験のある方に来てもらいたいですね。農業は飲食店やコンビニなどとは違い、やったことがある人が少ないのでどうしてもみなさん初めてのお仕事になってしまいます。なので、毎回新しい方が来るとその都度教え込まなくてはいけなくなるので、可能であればリピーターになってもらいたいですね。また、熊本でいうと農業大学校や九州東海大の農学部のように、農業に関心のある方に来てもらえると嬉しいですね。
また、特に農業は高齢化が進んでいるので、力仕事に関しては若い人が来てくれると、高齢の農家はすごく助かると思います。
▲みかんの選別作業
– ワクラクのワーカーさんにはどのような仕事をお願いしたいですか?
農業でも職種がたくさんあります。みかんでいうと収穫作業とその選別作業は農繁期に発生します。また、年間通しての作業だと栽培に関わる作業があり、この3つの作業をワーカーさんには期待しています。味咲に関しては、他の野菜や果物も栽培しているので、通年通してお願いしたい仕事がたくさんあります。
– 最後に、ワクラクは熊本や九州で普及すると思いますか?
はい。とてもいニーズがあるサービスだと思っています。九州圏では、業界・職種問わず人手不足が起きているので、どの企業も利用したいと思いますよ。農業に特化する必要は無いと思うので、いろんな企業様に使ってもらえるといいと思います。それが熊本、九州の発展に繋がるんじゃないかと考えています。
九州東海大学 草野壮大さん
– 味咲(農家)さんで働いてみてどうでしたか?
草野:普通に学生をしていたら、絶対やる機会が内容な農家さんでのし仕事だったのですごく不安でした。いざ現地に行ってみると、やったことない仕事もとても気さくに丁寧に教えてくれました。ワーク時間は7時間で割と長時間だったのですが、楽しかったのでとても時間が短く感じました。
また、休憩もちゃんと取ることができたし、仕事中もしっかりフォローしていただけました。逆に、普段の仕事とは違うことを経験できたので新鮮味があって楽しかったです。
– 学生さんにとって、単発でアルバイトできるのは嬉しいですか?
草野:はい。柔軟に予定を組むことができるのでとても助かります。また、給料もすぐに申請ができるので、お金が苦しい時はすごくありがたいです
▲みかんの収穫作業
シフトを組むまでもないけど、やってみたいアルバイトがあって、それを気軽に試すことができることです。個人的にはアパレルとかやってみたいです。笑
また、このお試しでのアルバイトを経て、将来やりたいことが見つかるかもしれないという期待感も含めて、すごくいいサービスだと思っています。普段なかなかできない仕事を体験することができる。
– ワクラク を使ってみた感想は?
草野:いつも自分がやるバイトは飲食店しかないけど、農家さんの仕事ができたことはすごくよかった。また、普段アルバイトをやる手順は履歴書とか面接とかが手順としてあるのだけど、それがワクラク だと簡単な個人情報の登録をスマホで完結できる点が何よりもよかったです。
また、使ってみるまでは難しい印象があったのだけれども、登録からワークを契約をまですごくスムーズでした。あた、何よりもワクラクさんからのメッセージでのフォロー対応が素晴らしいく、安心してワーク当日を迎えることができました。
– 実際にワクラクを使ってみて、改善要望などはありますか?
草野:お店の雰囲気はアプリ上の写真でわかるのですが、アルバイト先の人の情報がもっと事前に知ることができるといいなと思いました。人が見えている方が、心理的ハードルが下がるように感じています。また、これはワクラクのいいところでもあるのですが、事前にお店の人と簡単な挨拶できるとより、入りやすいように感じます。
株式会社味咲の坂本さん、ワクラクワーカーの草野さん、今回はインタビューを受けていただきありがとうございました!