今回は、社員食堂やケータリングサービスを運営している「株式会社nonpi」採用担当の清水さまに、ワクラクを導入したきっかけと、導入による効果についてお聞きしました。
まずは事業内容を教えてください。
清水:弊社は主に、法人向けのケータリング・デリバリー事業と、食堂・カフェテリア事業を展開しております。
ランチ営業が終了した食堂のキッチンを遊休資産と捉え、そのキッチンを利用してケータリング事業を展開するといったビジネスモデルです。
現在、社員食堂を4店舗、一般のお客さまがご利用いただける食堂を2店舗運営しており、各食堂を拠点としてケータリング事業・デリバリー事業を展開しております。
▲株式会社nonpiビジネスモデル 公式HPより(https://www.nonpi.com/)
創業当初からこのビジネスモデルで事業展開をされていたのですか?
清水:いいえ、2年前の2017年に事業を大きく見直して、今の事業形態になりました。会社自体は今年で16期目を迎えます。元々はレストラン業態を展開していたのですが、ここ数年は飲食業界でも働き方を見直す動きが広がり、弊社でも残業や長時間労働をきちんと見直すことになりました。その結果、従来の飲食店運営は厳しいという判断に至り2年前にレストラン業態から食堂・ケータリング事業にシフトすることになりました。
レストラン運営を撤退した要因は、働き方の見直しにあったのですね。
清水:はい、それが一番大きな要因でした。人手不足が原因でスタッフに労働面での負担がかかっていましたね。今でも飲食業界は「休みが少なく、長時間労働」というイメージを持たれることが多いです。求人媒体を利用して採用活動をしようとしても、エリアによってはなかなか上手くいかないのが現状です。
▲ 社員食堂「マンチーズキッチン」東京都港区海岸
そんな中、ワクラクを導入したきっかけを教えてください。
清水:以前から食堂の調理スタッフを採用するのがとても難しく悩んでおりました。より間口を広げてスタッフを募集するためにと他の単発アルバイトのサービスを利用していたのですが、掲載費や手数料が高く、今後も利用を続けていくのが難しいと考えていたのです。
もっと費用を抑えられて、便利なサービスは無いのかと探していたところ、弊社の子会社である株式会社R.O.STAR(ロースター)の代表からワクラクを紹介していただきました。実際にワクラクのお話を伺ってみると、想像以上にコスト削減になることが分かり、弊社でもお試しとして導入してみることにしました。
どのようにワクラクを社内に浸透させていきましたか?
清水:まずはじめに、ゴールデンウィークに川崎市にある藤子・F・不二雄ミュージアム内の飲食店でワクラクを試験導入しました。すると担当の者から「いい方達が来てくださって、非常に助かっている。必要な時だけ募集をかけるので、既存スタッフに無理にシフト調整をしてもらう必要がなくなった。」と報告があり、スタッフの負担軽減にも繋がることが分かりました。
その後、本格的に各事業部長へワクラクの導入を勧め、少しずつ導入店舗を増やしていきました。元々類似サービスを利用していたこともあり、各事業部長の理解も早く反応も良かったです。
▲川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム公式サイト(http://fujiko-museum.com/)
導入前のワクラクにはどんな印象をお持ちでしたか?
清水:手数料が安い分、実際に働きにいらっしゃるワーカーさんの質を懸念しておりました。
ところが実際に利用してみると、応募が来た段階でワーカーさんのプロフィールを見ることができるため、どんな方が来てくださるかを把握することができます。実際に業務に入っていただいても、みなさん真摯に仕事に取り組んでくださいます。良い意味で印象とは全然違ってました。
休憩中にワーカーさんにお話しを聞いてみると、大半の方が過去に飲食店の経験があるという方でした。1日だけ働くとなると、未経験の領域のアルバイトをするのはワーカーさんにとってもハードルが高いですよね。やはり得意なことや経験が活かせるというのもワーク選びの基準になっているのかなと思いました。
実際に導入してから、人手不足の状況はいかがですか?
清水:導入してからは人手の足りない日はほとんど無くなりました。常に人手に余裕がある状態で営業させていただいてます。最近は長期スタッフの採用も行なっており、採用に力を入れつつ、急な人手不足をワクラクで補填しています。ワクラクは「この日あと1人2人ほど来てくれれば助かる!」という状況の時に利用しています。
採用活動と同時にワクラクを利用することで、短期的にも中長期的にも人手不足が解消されるのでとても便利だなと感じております。これこそがもっとも賢いワクラクの使い方なのではないかと思っています。
今、ワクラクを使っていてどんな工夫をされていますか?
清水:デイワークとはいえ、こちらとしても一度来てくれた方にはまた何度も来ていただきたいので、リピーターさんを増やしていくための環境整備をしました。
具体的には、弊社はスタッフに有料の賄いを用意しているのですが、ワクラクワーカーさんにもスタッフと同じ料金で賄いを購入していただけるようになっております。
また、忙しい中でもただ黙々と作業してもらうよりは、コミュニケーションを取ってもらえるような作業をお任せすることが多いです。
お仕事が終わる頃には既存スタッフとも和気あいあいとした雰囲気でお話している様子が見受けられることもあります。
ワーカーさんには具体的にどういった業務をお任せしていますか?
清水:基本的には調理補助のような簡単なお仕事をお任せしています。料理の盛り付けをしたり、お皿やお盆などを運んだり、簡単な掃除や片付け等もお任せしています。
もちろんリピーターさんにはどんどんお任せする業務の幅を広げています。
慣れてきた頃には、ある程度手放しの状態でも問題なく働いてくださっているので教育コストが下がりとても助かっています。
お仕事の募集に対してワーカーさんの応募状況はいかがですか?
清水:募集人数に対してほぼ100%の応募が来る状態です。ワーカーさんは24時間以上前ならキャンセルが可能なので、前日までは「本当に来るかな?」とは少し思いますが、キャンセルがあってもすぐに他の方からの応募が来るのでありがたいなと思っています。ドタキャンでなければ正直あまり気にはならないですね。
ワークを掲載してから、どれくらいで埋まりますか?
清水:基本的に、毎週金曜日に次の一週間のワークを掲載するのですが、月〜水曜日に関しては掲載翌日には埋まっています。週が明ける頃には木曜以降も全て埋まってしまうくらいのペースです。ありがたいことに、かなり早い段階で募集が締め切りになる状態です。
ワーカーさんの質はいかがですか?
清水:弊社に来る方は、ワクラク内で高い評価を得ているワーカーさんが多いです。飲食店アルバイトの経験がある大学生や、フリーター・主婦の方々が来てくれるので、ほぼ即戦力となってくれるため、大変助かっています。
今後使っていく上でワクラクの懸念点はありますか?
清水:ドタキャンが発生した時の保証やリスクという点ですね。
そこがより改善されると今より幅広いセクションで利用できると思います。
最後に、弊社サービス全体にレビューをするとしたら、星いくついただけますか?
清水:4.5です!非常に便利なサービスですので、今後の伸び代に期待します!
清水さま、インタビューにお応えいただきまして誠にありがとうございました。